★ 新型コロナは保育士借り上げ社宅にも影響を与える
東京23区内で実施されている保育士の借り上げ社宅は制度開始5年で見直すという『時限措置』というルールで実施されており、まず最初に世田谷区が最初に見直しの予定でした。
保育士借り上げ社宅が終了!? - アップルジンジャーの簡単保育解説~初級編~
しかしこの新型コロナウィルスに対する対策で東京都の予算が一気になくなり、またそちらへの対応も影響し「令和3年度以降の保育士借り上げ社宅制度は継続or終了」が全くの未定となってしまいました。
◆ 社宅制度のおさらいと各自治体の反応
上述のように借り上げ社宅は国と東京都で3/4の予算を負担しています。もし国と東京都が社宅終了の判断をしたら、残りの費用を自治体が負担することになります。
もし自治体も支援しなくなれば、法人側が82,000円をすることは実質無理なので、社宅制度は終了となります。
上述の表を見てみると、借り上げ社宅については現時点で自治体によって反応は様々。
注目するのは以下の2つの自治体。
まず注目だった今後の参考基準になっていく「時限措置を迎えた世田谷区」は都に合わせるとのこと。つまり国と東京都が継続ならば世田谷区は次年度以降も継続の方針。
そして予算が豊富な千代田区は理解できるも、なんと大田区は保育士確保に区を挙げて力を入れていることもあり、独自予算で制度を継続と考えているようです。
◆ この比較表の注意点
① 独自制度の場合82,000円がそのまま全額補助されるのではなく、そのうちの何割かを負担する形で検討されている。
(法人の負担が増えるか個人負担が増える可能性も)
② 未定はまだ何も伝えられない状況。とりあえず国と都の結果を聞いてから検討に入る。
③ 未定も独自継続も正式に決まるのは区の予算が成立してから。つまり12月~1月にならないと確実な情報はわからない。
④ 実は上記以外で「国と都が予算を出してもらわなけば区としても終了」と明言している区が2つある。
※詳細はDM等で個別に質問してください。
◆ 保育士求人会社(人材紹介会社)がまた問題を起こしている
★ 保育士からの相談にだいすけが乗り続ける理由
実際には昨年だけで20名以上の保育士、保育学生が質問や相談のメール等を送ってくれていて、知人を含めて6名の転職を決定するまで一緒に探していました。
今年はこのようなブログやTwitterを始めたことで昨年以上に問い合わせがが多いですが、、、
保育系の求人会社がこの2~3年で大幅に増えて、保育士の紹介手数料が年収の25~35%に相場が高騰したことで「とにかく早く転職先を決めて保育園から50~70万円の紹介料をもらおう」とする会社が増えたから「転職会社を使った保育士が事前の話と全く違う保育園に就職してしまいすぐ退職」という事例が本当に多いんです。
しかもどこの会社を使ったと聞くと「ネット広告をバンバン出している有名な●●会社」と「逆に会社を作ったはいいが売上が上がらなくてすぐ結果を出したい新興会社」ばかり。
やっぱり同じ保育士仲間が、保育のことを全く知らない連中にお金目的で後悔ばかりさせられるのは・・・我慢できないんです。
Q 「おススメの保育園はどこですか?」
A「人によってあう保育園は異なるから答えられません」
だからよく求人会社が提案する「おススメの保育園」って言う時点で私は「???」なんです。
私の本職は「保育士」です。だから他の人材会社のように1日中見学に付き添ったり、面接に同席なんて出来ません。
でも今回のように「保育士目線で正確な情報」や「質問」などには出来るだけお力になれればとは思っています。
もし何か気になることがあれば、多少連絡が遅くなることもあるかと思いますが、お気軽にブログやTwitterなどからお気軽にDM等送ってください。
※求人会社の人たちはちゃんと自分の目と耳で情報を集めないさいよ(こないだのDMバレバレでしたよw)
by あっぷるジンジャーのだいすけより