★ コロナ禍で保育園の運営はどれくらい大変(経営面)
昨年は全く予測も出来ない状況で、保育園としては職員へのマスクの確保が本当に大変でした。
今までは1枚1円~4円程度(いわゆる業務用の大量購入製品)で購入出来ていたものが、金額として1枚30~80円くらいにまで跳ね上がることも。
というより高くても職員の安全確保の為には金額よりもまずはマスクの確保でした。
(布製よりも効果が高いと言われたり、毎日使うものですので、使い捨ての方が衛生管理もしやすいなどから不織布の購入を求める保育園が多かった。)
また結果として職員が休校・休園などで休んだ場合に支給された小学校等休業支援金などを含む様々な補助金を活用することも出来ましたが、昨年は先行き不透明な状況だったことで、通常の保育園運営以外の部分で色々と対策を取っていたので、経営陣も現場の保育士たち同様に例年以上に仕事負担は増えていました。
★ 実際の資料から保育園へのコロナ禍における補助金を解説
以下の資料は、関東圏のとある自治体が認可保育園に対して通達した令和3年の資料です。まだ正式な予算確定ではありませんが、早い段階で保育園に通達することで保育園の運営計画に役立てることが出来ました。
(証明として納品書が必要なので物品到着時には絶対になくさないようにしないといけません。)
※別紙1の金額については自治体の情報になるので公表を差し控えますが、気になる方は個別に連絡をください。とりあえず・・・厚労省からのデータは上記内容になります。
どうしてもマイナスなことばかりがSNS上では拡散されがちなのですが、十分ではないにしろちゃんと保育業界も補助金という形で一定の配慮は受けています。
また多くの自治体ではコロナワクチンの保育士優先接種も実施されています。
(これは保育士に限らず保育園で働く栄養士や調理師・看護師や無資格の保育補助も対象です)
このような情報は現場の保育士にまで通達されないことが多いので、この機会に自分の自治体や勤務する保育園がどのような補助を受けているのか知ってみるのもよいと思います。
また今回は関東圏の認可保育園を対象に保育解説を行いました。繰り返しますが地域によって対応は様々で認可外保育園などはこういう時、認可保育園と比べて補助が受けられないことも多いです。