今回のアップルジンジャーの保育簡単解説は『少子化なのに待機児童が多い理由』です。
★待機児童が多いのは一部の都市部
下記の待機児童マップをみれば一目瞭然。待機児童が多いのは首都圏の都市部と各地域の政令指定都市がある都道府県など。
日本全体が待機児童問題に悩まされているわけではなく、あくまでも、子育て世代の人口が他地域よりも集中している都市部の問題です。今回はこの都市部の特徴を解説すればOKです!
(沖縄は特殊地域なので例外ね♬)
◆少子化の定義とは
これは大辞林という辞書からの言葉なのですが。。。少子化の定義って実は大枠は同じでも曖昧なんですよね。
でも・・・合計特殊出生率が2.0を下回っていれば、人口が減るのは間違いありません。
(実際に横ばいの数字は2.0を上回る数字なのですが、、、★)
つまりはこういうことです。
で・・・日本の状況はこれ。
でも・・・最低を記録した2005年の1.26よりは上がっているんですけどね。
※でも最後に2.0を超えたのは1974年の2.05だから、昔からの問題じゃん、、、。
そういう意味では彼らは日本の少子化には大きく貢献していることになりますw
でもこの出生率については、あくまでも参考程度でいいんです★
◆出生率ではなく子育て環境の変化が原因
① 共働き世帯の増加
女性の社会進出に伴い、専業主婦から共働きの時代になったことで、保育園の需要が高まりました。
(他にもバブル崩壊による家計所得の低下なども。)
特に待機児童NO1地域の東京では、地価の高騰などでマイホームの購入を考えた場合にはどうしても『共働きすることで家計所得を上げる』必要もあります。
(大黒柱の年収が1,000万円を超えれていれば話は別ですが、、、男性保育士の多くは共働きの家庭が多いですよね★)
② 離婚率の増加
2000年を境に下降傾向ですが、待機児童が増加し始めていた1992年あたりから増加しました。当然、片親世帯になった場合は長時間労働に切り替える割合が増えますので保育園の需要は増えることになります。
(※平成6年=1994年。平成24年=2012年)
近年は父子家庭の割合も増えていますので、実際に片親世帯の割合はもっと多いと思われます。
でも・・・これはあくまでも保育園の需要についての要因です。離婚率の増加が決して社会問題というわけではありません。
(結婚をしていても家庭内の雰囲気が悪かったり、新しい出会いによって子どもたちの笑顔が増えることも多くありますからね★)
③ 子育て世帯の人口流入
日本全体は人口が減っていても東京の人口は増えています。
増えているのは主に他の地域から引っ越してくる『大学生・専門学生』と『社会人1年目』つまり・・・
人口流入=保育園が必要な子育て世代
となるので、都市部の保育士需要は増え続けているということになります。 逆を言えば上京されてしまう地域はより少子化が進むことになり、地域格差が広がっていくのです。
保育園もそうなのですが・・・よくこんなに人が住む場所があるなぁって思いますが、、、本当にマンションはどんどん増えているんですよねw
④ 核家族世帯の割合増加
注:こんな家庭ではありません。
地方から上京してきた人たちは当然ですが祖父母と一緒に同居をするのは簡単ではありません。元々、実家が東京ならよいのですが・・・祖父母の方々にも仕事や生活がありますからね。
そうなると必然的に東京を中心とした都市部の子育て世帯の多くが核家族世帯になるので、より保育園の需要が高まるのです。
(おじいちゃん、おばあちゃんがお迎えとかしてもらえると育児世代にとって、本当に助かるんですけどね★)
★ではこの人口集中を分散させる為には
やっぱり新幹線通勤じゃないですか??そしたら保育士の地元&実家から通勤したいという希望も叶うのでw
さらに・・・おじいちゃんたちと一緒に住むことが可能なので共働きでも保育園需要まで下げることが可能です♬
そうねぇ・・・リニアが出来たら、山梨あたりに広ーい家を立てて、そこから通勤するようにすれば人口集中を更に分散させることも可能。そしたら・・・毎月の交通費は10万円くらい。。。か。
早番がある保育士には無理だし、運営側目線で職員に毎月10万円も交通費を支払っていたらみんなのボーナスカットですねw
でも意外と。。。新幹線通勤。女性はWELCOMEなんですって★